講師ブログ② 発達障害をもつ生徒さんのレッスン

当教室のホームページをご覧いただきありがとうございます✨
いろどりピアノ教室の村田彩歌です。

いろどりピアノ教室では、講師が児童発達支援士という資格を所持しており
発達障害を持つお子さんのレッスンにも力を入れています。

早速ですが、発達障害をもつお子様とそうでないお子様のレッスンとは、何が違うのでしょうか?

結論から言ってしまえば、何も違いません。

え!?じゃあ、資格なんて必要ないじゃない!
という声が聞こえてきそうですが、そうではありません。

大切なのは、特別な扱いをすることではなく
講師が障害について「知っている」ことなのです。

私の生徒さんに、連弾をするといつも笑ってしまうMちゃんという子がいます。

レッスンの最中に、講師と生徒が連弾
(横並びで一緒にピアノを弾くこと)
をすることがよくあります。

ところがMちゃんは、連弾になるといつもクスクス笑ってしまってうまくピアノが弾けなくなってしまうのです。

最初は私も「笑うの我慢しよう」と声をかけますが、
Mちゃんはどうしても笑うのを我慢できません。

そんな生徒さんがいたら、皆さんはどのように対応しますか?
笑わないように、怒ってしまったりしませんか?

障害の一つに、感覚過敏というものがあります。
名前の通り視覚、触覚、嗅覚など特定の感覚が人より敏感で、
私たちは何も感じないような環境でも
まぶしい、うるさい、匂いがきついなど
色々な過ごしにくさを感じてしまいます。

私は医師ではないので障害の診断はできませんが
発達障害の知識があることで
「Mちゃんは、触覚が人よりも敏感で、人がすぐ隣に座るとくすぐったく感じてしまうのかな?」
と予想をして、Mちゃんに
「くすぐったかった?」
と質問することができます。

私の質問にMちゃんはコクンと頷いたので
それからMちゃんとの連弾はなるべく体を離して、遠くの鍵盤で弾くようにしています。

Mちゃんのようにレッスン中に笑ってしまったり、集中していない、忘れ物がある、動き回っているなど様々な状況で
先生に障害に関する知識がなければ「不真面目だ」と一蹴されてしまいます…。

そうなれば生徒さんには
「頑張っているのに怒られた」という
嫌な気持ちが残ってしまうのです。

それだけではなく、自分は頑張っても怒られてしまうんだ、頑張ってもダメなんだと

自己肯定感が下がって自信をなくしてしまう危険性もあります。

マンツーマンのレッスンでは、1人1人の生徒さんの苦手に合わせて対応するのは当たり前のことです。
ほとんどのピアノの先生が、楽譜を読むのが苦手な子には楽譜の読み方を教え
リズムを間違えてしまう子にはリズムが正しく読めるよう練習するでしょう。

目が悪い子には大きめの楽譜を使ったり眼鏡を用意してもらったりするでしょうし
曲の中に手が小さくて届かない箇所があれば音を崩して弾いたり、弾かない音を考えたりと工夫するはずです。

いろどり音楽教室では、発達障害のお子さんにも同じように
問題となる行動の原因はなにか、
つまり何が苦手かを分析し
それを改善したり、苦手を避ける工夫をしています。

障害だから特別、ではなく
マンツーマンのレッスンとして当然のことをしているんですよ♪

今回のブログは長くなってしまったのでこのへんで。
気になった方はぜひ、一度体験レッスンにいらしてください✨
皆様のお越しをお待ちしております。

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